30年前に取った杵柄…"Paracord Knot"

Log Days…
30年と言わずもう少し前に遡るくらい。
アウトドア関連の仕事に携わっていた時代のlことになるのだが・・・。

アメリカから購入した1丁のナイフのハンドルが綺麗に編み込みがされていた。
細いロープを使った結び模様のそれに、編み方だけでなく歴史の深さの虜になった。

テントやタープを展設する時には必ずガイロープを使い、何かとザイルを使ったりする。
アウトドアでロープワークは必然的だし・・・。
周りにそういう素材がフツーに転がっていたから始めるのはわけなかった。

日本にも水引を初め、刀や斧、飾付物などに古典的で麗な結び方は数多い。
けれどオイラはAmerican・・・。

「Paracord Knot」にはパラコードを使う・・・だからParacord Knot。
Paracordは”Parachute-Cord”の略。念のため”落下傘の紐”である。
ナイロンが生まれて以来、絹や綿の自然素材に代わって主になった。

結び方の起源は古代にまで遡るけれど、その有史以来、それぞれ時代の生活の中から生まれた蓄積。
発達には過去何回もの戦争も関わっているのだが、いずれにしても実用性が高い。
装飾性の強い「Celtic Knot」に比べて・・・。
やはりオイラはAmericanが好きだった。

”スネーク”・”コブラ”・”フィッシュテール”・”タークス”・”ダイアモンド”に・・・。
”チャイニーズボタン”・”モンキーフィスト”なんとかかんとか・・・。
一体全体幾つの結び方を覚えたんだろう。
40、50種くらいなら、よそ見しながらでも編めた。

腕前が上がると、何色もの重ね結びとか、ビーズやナットを編み込んだりアレンジも広がる。

材料のコードにハサミ、百円ライターとちょっとした専用道具等々。
非常持ち出しのように、ザックの常備品が増えた。

キャンプでの仕事の間の暇潰しに・・・。
イベントでのオープニング直後の客寄せに(これは策略的に)・・・。
電車待ちのベンチで・・・。
少し長めの○○○の便座に座って・・・。

柄の付いた道具には手当たり次第に結んだ。
ブレスレットやキーフォグ、ドッグカラーにリードコード。
時間が掛かったけれど我ながらあれは名作だった・・・馬の鼻輪を結わえたこともある。

ちょっとした装飾小物なら何でも作れた。
身に着けて似合いそうな女の子(可愛いが前提)を目掛けてはサプライズプレゼントに・・・。
オイラ自慢のハントテクニックだった・・・(当時はナンパなどとゲスな言葉は使わなかった)。

そう、30数年前はネ・・・。

忘れたままの在り余りのParacordを引っ張り出した。
「久しぶりにやってみっか?!」「外は雨だし・・・」
幸い、専用の道具も残っていた。
作業台も思い出しながらDIY。

PKNT1.jpg

でもやっぱり・・・。
過ぎた歳月は長かった~。
”昔取った杵柄”って言うけれど、オイラの柄は虫喰いだらけだ。
「思い出せね~や」
でも、”Mad Max”っていうロックの新手を知ったので・・・ちょいと真似てみた。

精一杯ガンバって友達に贈るくらいはなんとか完成。

 PKNT2.jpg

ところで「Knot」雑学・・・。
紐やロープの結び目を「Knot(ノット)」という。
船の速力を表す単位としても「ノット(Knot)」を使う・・・。
船にも使われるようになったのは16世紀頃のこと。
ロープに5ファゾム毎に結び目を作り、そのロープの先端にブイをつけて海に流し、30秒間に繰り出す結び目の数で船の速さを計算した・・・というのがその由来らしい。
1ファゾム(Fathom)は6フィート(Feet)、つまり1.82メートルで、1Knotは1.82m/Hrである。
ちなみにファゾムは。主に水深の単位として使われる”身体尺”。
釣りをご存知の方なら、釣り糸を”両手を広げた時の長さを一尋(ヒロ)”として測る・・・あれと同じ理屈の単位。
でも外人の大男が基準なので、オイラは1.5mくらいにしかならない・・・テヘ。

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